またろう所蔵のギター紹介 (その1)

  

(中央)マーティン D-45SS No. 668779

(左)ギブソン J-200 カスタムマジェンタ No.90758034

(右)リッケンバッカー 335/12JL Jetglo No.L3 3994


マーティン D-45SS No. 668779

Crosby, Stills, Nash & Young(CSN&Y)でおなじみのスティーブンスティルスのシグネイチャーモデルとして発売されたマーティン社、渾身のカスタムギター。
全世界で91本の限定販売で、そのうちのほとんどがスノーフレイクス インレイ(ネックのポジションマークが雪の結晶の形)。しかしスティルス自身がマーティン社にヘキサゴンインレイ(亀の甲羅のような六角形を真珠貝で飾ってある)の希望をだし、ごく少数このタイプが要望に答え発売になりました。それが私所蔵のD-45SSなのです!ちなみに91本しか作られなかった理由は、戦前に作られたビンテージマーティンのD-45(ハカランダ仕様)が、91本だったためです。

ここで注釈が必要なのが<ハカランダ>と言う材質でしょう。もともとブラジリアンローズウッドと言ってブラジルでのみ採取される桜の木にだけ付けられた名称で、1968年にワシントン条約で輸出入禁止に指定された木材です。 マーティン社では特に音が良いと言うことで、D-45クラスの最高素材として使っていたようです。


さあ!そこでMATAROさんがGETしたD-45SS
(当然ハカランダ)は、 もちろんすべての条件を
満たすマニア垂涎の逸品!

ピックガードにもCSNの名曲『サザンクロス』に
ちなんで南十字星がインレイされています。
しかも恐ろしいほどの鳴りをみせています!!


  

マーチン対決
(1)2000年1月
(2)2000年8月

マーチンRecデビュー
2000年7月


ギブソン J-200 カスタムマジェンタ No.90758034

マーティンの王様がD-45ならば、ギブソンの王様は
間違いなくこのJ-200でしょう。

シンプルなマーティンに対して思いっきり派手な印象を与えるJ-200、 まさにキング・オブ・ギターの異名通りの美しさです!

J-200の歴史はやはり戦前にさかのぼり、第1号機が
出来たのは1937年の12月の事でした。

その頃(戦前迄)のJ-200(その頃はSJ-200と表記
された スペシャルジャンボの意味らしい)は、サイド&バックにハカランダが使われていましたが、96本と言う少数しか生産されず(ビンテージマーティンは91本)
今ではめったにお目にかかることは出来ません。

さあ! ここでMATAROさん所蔵のJ-200ですが
このビンテージJ200のリイシューで これまた全世界で
な、なんと6本しか作られなかったうちの1本、
シリアルナンバー6 of 6の表示がしてある秀作なの
です!! (鑑定書までついていた )


材質こそメイプルに変わってはいるものの ペグ(糸巻き)もピックガードもすべてオールド仕様なのです。
ボディーカラーがワインレッドなのも気に入っている理由のひとつです。

そしてそしてもうひとつ特筆すべきはギブソンカスタム
ギターの名クラフトマン、 レン・ファーガソン氏の作品
であると言うことでしょう。



リッケンバッカー 335/12JL Jetglo No.L3 3994

言わずと知れたリッケンバッカーの12弦ジョンレノン シグネイチャーモデル。
シリアルナンバーからみて、1990年の12月に製造されたものと判断できる。
カタログには1988年発売とあるが 同じ6弦モデルのトレモロアーム付きとアームなしとで3種類1000本の限定生産で1990年代にまで生産が続いたものと思われる。ピックガードにはジョンのサインと自画像のリトグラフがデザインされている。

ちなみにMATARO本人はこのギターを米米CLUB時代に「SORRY MUSIC ENTERTAINMENT」と言うアルバムで初デビューさせている!
(もちろん本人が弾いています)

ソリッドにみえる小ぶりのボディーだが実はホローボディー(中が空洞)。その為中域がやや膨らみ暖かみのある音になるのが特徴。



またろう所蔵のギター紹介
<その1> <その2> <その3>

マーチン対決!

MARTIN同好会


 tokkuri酒とわたし / ozabu連載「落語への道」



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